【コミュニケーション能力のベースにあるものは】ビタミンNo.1060
(2015/3/6配信)
■社会人になるとコミュニケーション能力が重視されます。ついつい話し方や説得の仕方など技術的なことや話す人の情熱など話す側の能力だと思いがちになります。私がこの12月からの『高校3年生の主体的な講座』で彼らの活動をみてきたときに、コミュニケーション能力のベースにあるものとして、「話し合って決めたことを適切にまとめる力」、「事実を相手に合わせて分かりやすく伝えようとする工夫する力」が必要なんだと痛感しました。
■このように考えると、話すよりも相手の話をよく聞き話の要点を掴み相手に対して敬意を持って対面する必要があります。ところが、世の中では自分の主張を声高に広めて、相手を屈服させる方が評価されがちです。家庭内でも自分の言いたいことを言い、相手を黙らせるようなコミュニケーションに陥っている夫婦関係、親子関係がたくさんあります。
■夫婦といえども異なる環境で生まれ育ってきた2人が共同生活していくわけで、考える道筋も異なることが当たり前です。まして男と女のロジックは異なるものです。「自分が正しく、相手は間違っている」からスタートしてはコミュニケーションは一生成り立ちません。「どっちが正しいのか、どっちも間違っているのか、分からないので、私に分かるように話してください。あなたの話の要点を聞き取ろうとします。」と相手の話を聞くことがコミュニケーショのベースになります。
■コミュニケーション能力の高い人とは、このようなベースがありさらに上手くコミュニケーションが取れなかったときに柔軟に別の話し方(マニュアルにはない話し方)ができることだと思います。子どもにコミュニケーション能力を求めるのならば、子どもの話をよく聞くことと、親子間だから分かってしまうことも言葉が足りない時にはあえて質問することなど、日常的に気をつけていくことです。
次号もお楽しみに。。。
渡辺 卓
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