【少年犯罪に思う】ビタミンNo.1059
(2015/3/4配信)
■気軽に書くことのできないテーマで今まで書かずにきてしまいました。2014年7月におきた佐世保の女子高校生が同級生を殺害した事件、2015年1月に名古屋の女子大生が女性を殺害した事件、川崎の多摩川河川敷での中学生の殺害など10代の凶悪な事件が続けておきています。子どもの環境が変わってきているのでしょうか。少年犯罪が増加しているのでしょうか。心配になります。
■そこで戦後の犯罪の統計資料を見ると1964年前後をピークとして大きく下がっているのです。それどころか少年の凶悪犯罪は劇的に減っていたのです。しかし一度凶悪事件がおきるとマスメディアやインターネットにより大きく伝えられるのでより印象が強く残ります。
■佐世保と名古屋の事件は、どちらも女性で学校の成績はよかったと伝えられています。現代の社会では、学校の成績が良いことは大きな評価の対象になります。成績が良ければ他の面で気になることがあっても見逃されてしまうことがあるのではないでしょうか。女の子なら暴力的なことはしないという思い込みも周囲にはあるのではないでしょうか。
■子どものより良い成長を促進させるためには、親は学校の成績ではない、家でのお手伝いや他の人に対する思いやりの行動、裏表の無い言動などを親独自が評価する姿勢が必要だと思います。以前、テスト中でもその子の家の仕事として食器洗いを続けさせていたご家庭がありました。このような親のぶれない態度が子どもを育てるのだと思います。
■また、どの事件も発生前には周囲にはいろいろな信号を発信していたようです。そのような信号を誰かが的確に受け止めていたら事件は未然に防げた効能性があります。親自身が自分の性格的な欠点を自覚していないと子どもの危険な前兆に気づかない場合もあります。そのような意味では、親自身も常により良く成長しようとする気持ちを持ち続けることが大事です。
■私もスタッフも常に勉強を通して強い心を育て、社会的な視野を広げる指導を心がけています。大学生、社会人になってからも何かのときにふらりと行ける場所としてマナベルはあり続けたいと考えています。新年度1人でも多くの新入塾生を迎える準備をしています。
次号もお楽しみに。。。
渡辺 卓
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