【本を読む効用ってなんだろう】ビタミンNo.1050
(2015/2/9配信)
■親も学校の先生も子ども達には本を読んでもらいたいと望みます。本を読むとどのような効用があるのでしょうか。小学生の内は習い事、中・高校生になると部活や受験勉強、そしてゲームや携帯スマホに多くの時間を取られて、本を読む時間がなかなか取れないのが現実です。
■小学4年生でいつも本を持ち歩いている子がいます。私にも「今、〇〇を読んでいるよ。主人公が・・・・・」とよく話してくれます。本を読み出すきっかけをきくと「お母さんが夏休みに読んでみたらと言ったので、読んでみたら面白かったから、マンガは学校に持っていけないけれど本なら持っていけるしね。」と言っていました。比較的時間に余裕があり、精神的にも安定している小学生の内に本が好きになっていくことが理想的です。
■思春期になると親や社会に対して反抗的になります。実は子ども本人も自分をどうコントロールしたらいいのか分からないのです。「前向きに努力すること」がかっこ悪く思えたり、「目先の楽しそうなこと」「みんながやっていること」に対してすぐに反応せずにはいられなくなったりします。そして友達の輪にいること仲間とつながっていることが一番重要なことになっていきます。
■子ども達は、より良く育ちたいと願いながらもどうしたらいいのか分からない宙ぶらりんの状態なのです。本の中には、子ども達と同じように悩む主人公が出てきたり、考えもしない方法で問題を解決する主人公がいたり、苦労しながら社会の問題を解決していく人が描かれたり、最新の科学が分かりやすく語られたりしています。
■本を読むことにより、家庭や学校、部活以外の人間を知ることができ、視野が広がります。
高い志で社会の矛盾や不平等と戦う大人や新しいアイデアで世界を変えている大人の存在は、子ども達にとって前向きに生きることの大切さや生き方のモデルとなります。
■語彙が増すことにより物事を理解する力が深まり、自分の気持ちも言葉で表現する方法も多様になります。暴力や問題行動を減らすことができます。さらに高校になるとどの教科の教科書も文章が難しくなります。文字に慣れていないと最初から読む気をなくしたり、字面は追えても内容を読み取れなかったりします。本を読み出したからすぐに国語の成績が伸びるものではありませんが、全ての教科の基礎力となります。そして、何よりも本を友にすることで「生きる力」は格段にアップします。
次号もお楽しみに。。。
渡辺 卓
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