【自分の味方となるノートを作る】ビタミンNo.1044
(2015/1/26配信)
■あなたのお子さんのノートを見たら必ず、褒めるところを探してください。「たくさん書いているね」、「へー、こんな難しいことを勉強しているの」、「この余白があるから見易いわ」、例え字が乱雑でも、悪戯書きがあっても、叱ることはやめましょう。でも字が乱雑でその結果、書いた数字を読み間違えて答えが間違えてしまったり、漢字テストで×だったり、入試で不合格になったりしたら困るとあなたは心配すると思います。
■私は数学を教えているときに子ども達に「数学の式は、自分の考え方を他の人に伝える手紙だよ。相手が読みやすいように書くことが大切だ。」と言っています。ノートについては、「ノートは、自分で後で見たときに助けとなるように書こう。後で付け足しができるように余白を作っておこう。」と指導しています。
■字については、「読みやすく」と言いますが「丁寧に」とは言わないようにしています。丁寧を考えすぎて時間がかかると中学、高校の授業に対応できなくなるからです。数字についても「4なの?9なの?」区別がつかないことを子ども自身に気づかせるようにします。
■テスト前にきれいにノートを作り直して満足してしまう人がいます。確かにノートを書き直せば全体像が見えてきます。時間とエネルギーをたくさん使うので勉強した気になりますが、テスト直前のアウトプットの練習をしないでテストに臨むので、平均点以上は期待できません。
■それよりも日常のノートが自分の勉強の味方となるように書くことが大切です。そのためには、小学生の時からノートに書くことを厭わず、それを読み返すことで習ったことを思い出せる体験を繰り返していくことで、自分の味方となるノートをいつでも作れるようになり、勉強の質が何段階もアップするのです。
次号もお楽しみに。。。
渡辺 卓
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